ショーケース

HCCPのショーケースとは

本拠点(HCCP)では、最先端の医療のデータや知識と様々な技術を駆使して、医療現場のみならず日常生活でも活用できるサービスを開発し、実際にそれらを提供する仕組みづくりを目指しています。ショーケースは、医療や生活の場におけるニーズを踏まえて、大学や研究機関の研究から日々生まれるシーズ・データと最先端の技術とをマッチングし、様々なニーズを持つ方々に向けた”寄り添うサービス”の創出に繋げる共同研究組成の場です。組織を越えたチーム編成を機動的に実現し、独創性の高い研究が活発に行われるよう、研究者および関連コミュニティの基盤構築と活性化・共創促進を行います。

ショーケースで組成される研究テーマと支援体制

HCCPではよりよい医療と保健のために新たなシーズを研究テーマとして導入しています。またデータサイエンスなど様々な最先端技術を技術基盤ユニットを通じて導入しています。
これらを活用して事業化に向けた研究開発を行い、企業等に導出します。これらのマネジメントは、プロジェクトマネジメント・オフィスで行っています。

支援体制図

テーマの公募と研究開始までのプロセス

新規研究テーマは定期的に公募致します。ショーケースフォーラムへの参加や申請は参画要件を別途定めています。
参加希望の方は個別にお問合せください。

プロセス プロセス

現在は参画機関に対象を絞ってテーマを募集しています。次回の募集は準備中です。

現在(2024年4月)推進中の研究テーマ(研究開発課題)

研究テーマ名 テーマリーダー
研究開発課題3 うつ病になっても日々生き生き「寄り添う」研究 三村 將 慶應義塾大学 予防医療センター 特任教授
研究開発課題4 認知症になっても日々生き生き「寄り添う」研究 三村 將 慶應義塾大学 予防医療センター 特任教授
研究開発課題5 脳卒中になっても日々生き生き「寄り添う」研究 家田 真樹 慶應義塾大学 医学部 内科学(循環器) 教授
研究開発課題6 心不全になっても日々生き生き「寄り添う」研究 勝俣 良紀 慶應義塾大学 医学部 スポーツ総合医学センター 専任講師

技術基盤ユニットの概要と体制

技術基盤ユニット名 ユニットの概要 ユニットリーダー
データサイエンスAI技術基盤ユニット HCCP参画機関が保持しているデータサイエンス・AIに関する技術を組織横断的に把握し、HCCPで推進される研究テーマに最適に導入することにより、研究テーマの進捗をゴールに向けて加速するだけでなく、競争力と多様性を獲得する事に寄与する。また研究テーマに技術を活用することにより得られた知見を各参画機関にフィードバックすることにより、更なる技術開発の促進と意義を見出す事に寄与する。 桜田 一洋
慶應義塾大学 医学部石井・石橋記念講座拡張知能医学 教授
センサー・アクチュエータ技術基盤ユニット HCCP参画機関が保持しているセンサー・アクチュエータに関する技術を組織横断的に把握し、HCCPで推進される研究テーマに最適に導入することにより、研究テーマの進捗をゴールに向けて加速するだけでなく、競争力と多様性を獲得する事に寄与する。また研究テーマに技術を活用することにより得られた知見を各参画機関にフィードバックすることにより、更なる技術開発の促進と意義を見出す事に寄与する。 牛場 潤一
慶應義塾大学理工学部生命情報学科 教授
リハビリテーション技術基盤ユニット 高度なリハビリテーション技術を脳疾患や骨関節疾患だけでなく、呼吸器疾患、循環器疾患、メタボリックシンドローム、がん、再生医療など様々な疾患領域に導入することにより、主に後病領域の研究テーマの進展に貢献する。組織横断的なリハビリテーションのDX化を研究テーマの推進により実現する。 辻 哲也
慶應義塾大学病院リハビリテーション科 教授
SKDP・情報連携技術基盤ユニット 研究開発サイエンスナレッジ・データ基盤の運用を行うとともに、HCCPの目指す情報の分断を解決するため、大学病院と地域等を接続する情報連携を民間事業者や自治体との連携により実現する。また複数の大学に研究開発サイエンスナレッジ・データ基盤を構築する。 橋本 正弘
慶應義塾大学医学部放射線科学教室(診断) 助教
サービスデザイン技術基盤ユニット HCCPが目指す後病者とその家族のウェルビーイング向上に向けて、研究テーマに利用者中心のサービスデザインを実現するため、デザイン思考、データサイエンスなど最先端の技術動向を把握し、得られた知見をプロジェクトで共有することにより各研究テーマの社会実装に向けた取り組みを支援し、プロジェクトの目標達成に貢献する。 井原 雅行
理化学研究所データサイエンスデザインチーム チームリーダー
政策・合意形成基盤ユニット HCCPがカバーするメディカル・ヘルスケア領域のグローバルな課題解決に向けて、都市におけるケアとデジタルプラットフォームの最適なモデルを構築し、これを研究テーマにおいてSDGsの観点から評価を行い目標達成を実現するとともに国際的な議論に繋ぐ。これを実現するために必要なステークホルダを集め、合意形成を行う。 蟹江 憲史
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授